iDeCoするなら楽天証券(後編):為替ヘッジ付きの金に投資できるのは楽天証券だけ
前回の記事で一般的なiDeCoをする際のメリットとデメリットを解説しました。
iDeCoするなら楽天証券(前編):iDeCoのメリットとデメリット
ここでもう一度デメリットを確認しておきましょう。
- 60歳まで引き出せない
- 手数料がかかる
- 運用に失敗すれば資産が減ってしまう
こうしたデメリットを最小化できるのが楽天証券であると考えます。
まず、デメリット1の「60歳まで引き出せない」はどの金融機関でiDeCo口座を解説しても変わらないルールですのでどの金融機関を選んでも変わりません。ですので、デメリット2、3について考えていきたいと思います。
楽天証券は手数料が最も安い
各金融機関の手数料を調べてみると…、調べるのは大変なのでまとめてくれているサイト(個人型確定拠出年金ナビ「iDeCo(イデコ)ナビ」さん)を利用させてもらいました。
口座管理手数料もっと安いところで毎月164円です。これは国民年金基金連合会が103円、信託銀行が64円の取り分で、口座を開いた金融機関の取り分は0円という大サービス価格なので、これ以上値下がりすることはないでしょう。
この手数料164円というiDeCo最安金融機関は6社あります。SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券のネット証券大手4社と大和証券、イオン銀行です。(参考:個人型確定拠出年金ナビ「iDeCo(イデコ)ナビ」)
ひとまず、この6社のなかから選んでおけば間違いはないはずです。
景気停滞期に利益を出すには
デメリット3として「運用に失敗すれば資産が減ってしまう」と書きました。ここで大切なことは、ほとんどの金融資産の価格が下がる景気停滞期にどうやって利益を確保する(あるいは損失を最小限にする)ころができるかです。
とはいえ、景気停滞期に価格が上がりがちな商品もないではありません。その商品とは金です。株価が下がるような局面でも価格が上がることのある金は貴重なリスクヘッジになります。
そして、先程紹介した手数料最安の6社のうち、iDeCoで金価格に連動する商品を扱っているのSBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、イオン銀行の5社です。
この5社のどこかにiDeCo口座を開設して、景気拡大期には株式を対象とした投資信託を、景気停滞期には金を対象とした投資信託を積み立てていくと良いと思います。
その中でも楽天証券の金投信は為替ヘッジ付き
さきほど挙げた5社の中でも楽天証券だけが他と異なっている点が一つあります。
他の4社で扱っている金投信は「為替ヘッジなし」なのに対して、楽天証券で扱っている金投信は「為替ヘッジあり」なのです。
一般に景気低迷期には安全資産の円が買われて円高になるというのが近年の傾向です。円高になるとドルベースで見た金価格が上昇してもそんなに儲からないかもしれません。
しかし、「為替ヘッジあり」ならばその心配はありません。
いまのところ、手数料が安くて、金投信を扱っていて、しかも為替ヘッジありなのは楽天証券のiDeCoだけです。
iDeCoをお考えの皆様は是非楽天証券を検討することをおすすめします。またiDeCo以外でも楽天証券はネット証券最大手の一角ですので、何をするにも心配いりません。