スズキ・ジムニー(第3位):あしだいねっと的カーオブザイヤー2018

今年も残すところあと僅かとなりました。いよいよあしだいねっと的カーオブザイヤーの発表が近づいてまいりました。


あしだいねっと的カーオブザイヤーとは…

その年に日本国内で発売された自動車のうち、ブログ「あしだいねっと」執筆者からなる選考委員が最もほしいと思った車に贈られる賞。2018年から始まり、今年で第1回を数える。


第3位 スズキ ジムニー

第3位は、スズキ・ジムニーです。(公式:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/
Suzuki Jimny XC (3BA-JB64W-JXCR-J)

選考委員を務めた芦田伊根都さん(自動車アピアランス評論家)から、以下のようなコメントいただいています。


 スズキ・ジムニーは、クロスカントリーなどオフロード走行を目的に作られた軽自動車である。そのオフロード性能は本物であり、一時期流行したなんちゃってRV車やいま大ブームのSUV車とは決定的に異なる。
 この車はオフロードを走ることを趣味とする人のための遊び車であり、あるいは仕事でオフロードを走らなければならない人のための仕事車でもある。一方で近年のチャラチャラした外観の車を嫌う一般人からも一定の人気があった。
 先代の3代目ジムニーは、そうした一般層から受け入れられるために、比較的柔和なデザインが指向された。2010年代の基準で見るとあまりそうは思えないが、1998年の車だと思うと納得がいく。そして今年2018年、4代目のジムニーは一般受けのデザインを捨て、機能美を追求した。その結果、一般層にも話題になり、大ヒットにつながったのはある意味皮肉とも言えるだろう。ネット上の噂では1年近くの納車待ちもあるという。でも忘れてはならないのは、この車はオフロード風SUVではない。見た目だけの車ではない。ハスラーとは違うのだ。この車は、ガチのオフロード車なのである。
 メルセデスのGクラスで、オフロードを走っている人がどのくらいいるのだろうか。この人気が逆に、名車ジムニーをGクラスのような勘違いの象徴に墜落させるのではないか、という心配が胸をよぎってならない。ちなみに、私はオフロードを走る予定はないので、購入予定はない。


性能、デザイン、価格、全てに優れるスズキ・ジムニーですが、多くの人にとってはオフロードを走る機会がないという点で、惜しくも3位に甘んじることになったようです。

気になる第2位、そして第1位の発表はまもなくです。お楽しみに。

第2位