子曰、不患人之不己知。 患不知人也。〈学而篇 一六〉

子曰、不患人之不己知。 患不知人也。〈学而篇 一六〉

子曰く、人の己を知らざるを患(うれ)へず。人を知らざるを患ふるなり。

古典を楽しみたいなら、角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズがおすすめです。比較的出版が新しく、近年の研究をふまえつつ、より現代に近い感覚で訳や注がついているからです。

そんなビギナーズ・クラシックスシリーズの『論語』を読んでいて、目に止まったのがこの言葉でした。

最近、人が己を知らないことを憂いていないか。では、自分は他の埋もれている人材を世に広めたことがあったか。自分の周囲の人への評価は適切か。そうではないのに、世間だけを責めてはいないか。