【乃木坂46】22th選抜のみの個人PVは乃木坂46の終わりのはじまりか、

乃木坂46の22thシングル「帰り道は遠回りしたくなる」の特典として収録される個人PV 。この個人PVが選抜メンバーだけになるということで、ファンから悲鳴と批判の声が上がっています。

個人PVとはなにか

個人PVは乃木坂46メンバー一人ひとりに映像クリエイターが割り当てられ、そのメンバーを主人公としたショートムービーを撮影したものです。

内容は、ドラマ的なもの、歌やダンス中心のもの、ドキュメンタリー風のもの、映像美を追求したものさまざまです。

秋元康の発案で始まり、1st〜14thシングルまで6thと8thを除いて、全メンバー分が制作され、各CDの特典映像となっていました(一部ペアPVあり)。その後、頻度が落ちましたが、17rhシングルでも全員分、20thシングルでは3期生のものが制作されました。

個人PVといえば伊藤万理華

個人PVといえば「伊藤万理華」といっても過言ではないでしょう。昨年乃木坂46を卒業した伊藤万理華は1stシングルの個人PV「ナイフ」で存在感を発揮し、そして5thシングルの個人PV「まりっか’17」は乃木坂46個人PV史上最も評価の高い作品であると言えます。

そんな伊藤万理華ですが、10thシングルまでは10回中7回が選抜落ちというアンダー常連メンバーでした。

もちろん先程あげた1stシングルも5thシングルもアンダーです。

個人PVの役割

正直言って個人PVは玉石混淆な面は否めず、コストパフォーマンスは悪い企画だと思います。

それでもやる価値があるのは、普段の楽曲、ライブ、テレビ番組とは違う新たな一面が見つかるからでしょう。

さきほど、伊藤万理華はアンダー常連だったと書きましたが、そんな伊藤万理華が、発見されたのは個人PVのおかげであることは言うまでもないことです。

だとするならば、本来個人PVを作ってあげるべきはアンダーメンバーの方です。あるいは2期生、3期生のような新しいメンバーでもいい。

逆に、もうすでにそのキャラが確立され、評価されている1期生選抜常連メンバーの個人PVにあまり価値があるとは思えません。正直、白石麻衣の、松村沙友理の、生田絵梨花の、個人PVなんていらないのです(名前を出したメンバーは適当です)。

だから、吉田綾乃クリスティーの個人PVが、向井葉月の個人PVが、寺田蘭世の個人PVが見たいのです。もっと可能性を感じたいし、なにか新しい一面を見たいのです。

もし、今回も3期生のみの個人PVだったら、こんなに不満は出ないでしょう。あるいはアンダーだけ個人PVがあって、選抜はなかったとしても。

いまよりもよっぽど選抜贔屓が激しかった初期ですら、全員分のPVを撮っていたのに。もし、初期から選抜のみのPVだったら、伊藤万理華も見つからず、個人PVの企画は早々になくなっていたことだと思います。

乃木坂46の人気はおそらく今がピークです。栄枯盛衰は世の常なれど、こんな形で終わっていく乃木坂46は見たくない。乃木坂46らしさとはなになのか、もう一度考え直してもらいたいです。


個人的に一番印象に残っているのはこの「ヒナコはキタノ」です。